出棺とは

「出棺(しゅっかん)とは、故人を火葬場へ送り出す際の別れ花、釘打ちなど一連の儀式のながれを指します。


出棺のタイミング


一般的には「後火葬」といわれ告別式のあとに行われる事が多いのですが、高畠町では主に告別式の前に行われます。この形式は「前火葬」とも呼ばれ、東北地方や北関東、甲信越、東海、中国、九州の各一部で見られる葬儀形態です。告別式の前に出棺を行い火葬し、それから告別式といった流れとなります。※告別式が午前中の場合など告別式のあと、午後から火葬(後火葬)となる場合もございます。


出棺のながれ


山形県で一般的な「前火葬」のながれでご紹介させて頂きます。お通夜と告別式の間に出棺は行われます。

  • 釘打ち
  • 現在は釘打ちの不要な棺が一般的であり、宗派や寺院などによって行わない場合もあるため、実際には釘を打たず釘を打つマネをするような形で行われます。釘打ちの石を使い棺の頭側から足元に向かって棺の隅をコンコン叩きます。

  • 故人様を霊柩車へ運びます
  • ご遺族・ご親族・隣組の方々で棺を霊柩車、霊柩バスへ運びます。霊柩車の場合は2名、喪主様が位牌を持ち、次に血縁関係の深い方が遺影を持ち同乗します。

    一部の地域では棺が家を出る時に竹カヤなどで門を作り、門をくぐって出て出棺後に門を壊し、死霊の帰ってくるのを防ぐといった「仮門(カモン・カリモン)の儀式を行う事がございます。


出棺のマナー・服装


出棺の儀式の際はそのまま火葬に移りますので、喪服・礼服で参加致します。隣組の方など火葬に参列されない方は隣組長などと平服・礼服どちらにするかご相談されると良いでしょう。




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